先日、歴史や仏像にとても詳しい、素敵な男性が、ご来寺下さいました。私が、大好きな「アシュラ」について、話してくれました。
アシュラは、「正義の神」だそうです。「力の神」である、インドラ(帝釈天)は、アシュラの美しい娘を無理矢理連れ去ってしまうのです。怒ったアシュラは、インドラに何度も戦いを挑みます。執着を消せないアシュラに対して、インドラはついに、アシュラを天界から追放してしまうのです。
「清らかな少年にも少女にも見える」悩みぬいた表情に、私たちは、釘付けになります。つらいことにいつまでもいつまでも執着する悲しさ、割り切れなさ・・・・何かを教えてくれているのですね。
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